- 事業領域
- BUSINESS FIELD
リファインバースグループは、廃棄物を資源に変え、素材に変える、資源化&素材化カンパニーです。
ここではその詳細やビジネス的特長、ビジネス展開事例などをご紹介します。
- Chapter 1
- 3つの事業領域
資源ビジネス
さまざまな産業において発生する廃棄物を仕入れ、資源化します。廃棄物を資源に変えるためには専門知識と技術が必要です。20年以上の事業実績がある当社には、その独自ノウハウが蓄積されています。
※天然資源の場合、採掘や仕入れには当然費用が発生しますが、当社は逆に、回収費用を得ながら資源となる廃棄物を仕入れています。“入口と出口”の両方で利益を上げられる点も、当社ビジネスの大きな特徴です。
素材ビジネス
再生資源から再生素材を生み出します。通常、再生素材はバージン素材に比べて製造コストが高く、販売価格も上がってしまいます。しかし当社では、長年磨いてきた「削る」「溶かす」といった独自技術によって高い生産性を実現。価格競争力のある再生素材を世に送り出すことに成功しています。
ソリューション
ビジネス
当社が培ってきた資源化/素材化の技術・ノウハウを活用し、お客様が抱える課題を解決に導きます。また、そこで生まれた再生資源や再生素材を、当社の有するネットワークを活用して販売していく、といったカタチでの支援も実施。事実、大手各社との協業実績があり、今も続々と新たな取り組みが生まれているところです。このようにして、自社のみならず循環型社会の実現の輪を広げています。
3つの事業が実現するサーキュラーエコノミー
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- Chapter 2
- ビジネスとしての成長性
これからの時代に求められるビジネス領域
カーボンニュートラル達成目標(日本では2050年まで)、プラスチックごみ問題の改善、サーキュラーエコノミー(循環型経済)化、消費者のエシカル(倫理的)消費など、環境負荷を低減しながら社会活動・経済活動を維持していく流れが世界的に高まっています。まさに当社が手がける事業領域が急速に発展しているところです。
他社が真似できないノウハウ
分業することなく、資源化から素材化まで一気通貫で実施できること。また、単なるリサイクルでなく完全な資源循環をもたらす水平リサイクルを確立していることなど。他社では真似のできない独自技術とノウハウにより、市場においてオンリーワンの存在です。
- Chapter 3
- サステナビリティへの貢献
当社が手がける事業はすべて、カーボンニュートラル課題やプラスチックごみ処理問題、天然資源の枯渇問題などの改善に直結し、サステナブルな社会の実現に寄与します。
従来のリニアエコノミー
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当社のサーキュラーエコノミー
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- ①海外で原油採掘
- 採掘時に大量のCO2が発生/天然資源の枯渇
- ①地元で廃棄物回収
- 採掘に比べ少ないCO2量/天然資源を使わない
- ②長距離輸送
- 海外から輸入するため、長距離にわたる輸送時CO2が発生
- ②短距離輸送
- 地元の再生処理施設への短距離輸送のためCO2量が少ない
- ③石油精製
- 原油からガソリンやナフサなどを作る際に大量のCO2が発生
- ③再生素材製造
- 廃棄物の洗浄や裁断、加工など、少ないCO2量
- ④焼却
- 焼却時に大量のCO2が発生
- ④不法投棄
- 不法投棄による深刻な環境汚染
- ④埋め立て
- 大量の埋め立て処理による深刻な土地不足
- ④リサイクル
- 回収時の少ないCO2量/環境汚染の回避/土地不足の解消
- Chapter 4
- ビジネス展開
- 素材ビジネス
- 再生塩化ビニル樹脂の製造
塩化ビニル樹脂とは
一般には「塩ビ」などと呼ばれるプラスチックの一種で、ホースやパイプ、合成皮革や文房具など、私たちの身近な製品に使われています。
『リファインパウダー』とは
当社が製造する再生塩化ビニル樹脂です。廃カーペットタイル(オフィスの床に非常に多く使用される)を原料としています。当社が再生に取り組む前まで、廃カーペットタイルは埋め立て処理されるしかありませんでした。
Case study
ビジネス展開例
- リファインバース
- 住江織物
テキスタイルメーカー大手の住江織物が製造するリサイクルカーペット『ECOS』に使用されています。単なる素材供給にとどまらず、再生素材利用に最適化された生産ラインの開発にも寄与。同製品は業界各賞を受賞しています。
To the environment
環境への貢献
- ●埋め立て廃棄するしかなかった大量のカーペットタイルを、高効率で再生可能な「資源」へと生まれ変わらせました。
- ●石油から作る場合と比較して、CO2の排出量を約88%削減しています。
(LCA手法に基づく)
- 再生ナイロン樹脂の製造
ナイロン樹脂とは
一般には衣料素材として馴染みが深いですが、高い靭性や耐熱性から自動車部品や電子機器にも広く使われています。
『リアミド(REAMIDE)』とは
当社が製造する再生ナイロン樹脂です。廃棄されるエアバッグや漁網を原料としています。
Case study
ビジネス展開例
- リファインバース
- 豊田通商
トヨタグループの総合商社である豊田通商に対し、『リアミド』の開発で培った独自のエアバッグリサイクル技術をライセンス供与。ベトナムでの事業化を支援するほか、他の海外拠点への展開も視野に入れて協業を行なっていきます。
Case study
ビジネス展開例
- リファインバース
- モリト
ボタンなどのアパレル副資材の用途開発を業界大手のモリト株式会社と実施。環境配慮型商品開発等の取り組み『Rideeco(リデコ)』において作られる服飾パーツに、リアミドが使用されています。
To the environment
環境への貢献
- ●リアミドの原料となる廃棄漁網は、近年大きな問題となっている海洋プラスチックごみの原因の一つとなっています。この廃棄漁網を「資源」に変えたことで、廃棄漁網の減少につなげるだけでなく、新たな資源回収ビジネスを現地にもたらします。
- ●石油から作る場合と比較して、CO2の排出量を約74~82%削減しています。
※『リアミド』は、SuMPO 環境ラベルプログラムに基づく「エコリーフ」と「カーボンフットプリント(CFP)」の二つのラベルを取得しています。 ※SuMPO 環境ラベルプログラムは、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて、資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品のライフサイクル全体を考えた環境情報を定量的に開示する認証制度の一つです。
- 資源ビジネス
- ケミカルリサイクル原料の開発
ケミカルリサイクルとは
リサイクルにはサーマルリサイクル、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルがあります。今はまだサーマルリサイクルが主流ですが、今後、ケミカルリサイクルへのパラダイムシフトが起こることは確実です。そこで当社では業界に先駆け、いち早くケミカルリサイクルの事業化に取り組んでいます。
Case study
ビジネス展開例
- リファインバース
- 三菱ケミカル
プラスチック油化のケミカルリサイクルに取り組む三菱ケミカル株式会社と資本業務提携携を行ない、原料となる廃プラスチックを供給します(2023年の事業開始を予定)。石油に代わる資源として廃プラスチックを循環させるサーキュラーエコノミーの実現も間近です。