リファインバース株式会社(本社：東京都中央区／代表取締役社長：越智 晶)では、これまでに当社に蓄積されてきた廃棄物有効利用に関する様々な知見を活用し、近年大きな社会問題となっている廃プラスチック/海洋プラスチック問題を解決するためのソリューション事業を展開しております。本事業の取り組みの一つとして、大日本印刷株式会社(本社：東京都新宿区／代表取締役社長：北島義斉 以下：DNP)が主催するデザインの力で再生材の新たな用途を生み出す共創プロジェクト「Recycling Meets Design Project」において、アドバイザーという立場で、当社の知見を提供すべくプロジェクトに参加してまいりました。

Recycling Meets Design Project とは

海洋プラスチックごみに代表されるプラスチック問題の解決や循環型社会の実現に向けた取り組みが、世界各地で加速しています。日本ではプラスチックパッケージの多くが分別回収され、リサイクル利用されていますが、再生の過程で品質が低下し、再生材の用途が限定されるといった課題がありました。こうした課題に対して「デザインの力」で再生材の魅力を伝え、付加価値を向上させて、再生材の用途を広げていくアイデアを生み出すことを目的として「Recycling Meets Design Project」が立ち上がりました。この取り組みに当社も賛同し、アドバイザーとして参加しております。

活動実績

2020 年 7 月にプロジェクトを開始し、勉強会のほか、リサイクルを行う事業所であるリサイクラーの見学、参加者同士のディスカッションなどを行い、再生材の活用に関するアイデアやストーリーを生み出してきました。2020 年 12 月に、創出された８つのアイデアを紹介するプレゼンテーションイベントを実施し、企業の事業開発部門やサステナビリティ関連の部門、デザイナー、大学やNPO などを招待し 63 の企業・団体の方々に視聴いただきました。参加者からは、本プロジェクトの取り組みへの共感や、アイデアの具現化を求める声などを多数いただきました。

当社は、幅広い領域での廃棄物に関する様々な知見を基に、廃棄物の有効利用のための技術・用途開発の開発受託、事業計画立案のコンサルティングなどを通じて廃棄物処理の最適化、コスト削減を実現することで顧客企業に対しても価値を提供し、サステナブルな社会の構築に貢献してまいります。