CIRCULAR
ECONOMY
02

サーキュラーエコノミーの実現

リファインバース
グループの
取り組み事例

20年以上前から、
サーキュラーエコノミーを実現してきました。

サステナビリティやサーキュラーエコノミーは、理論やプランだけでは実現できません。
廃棄物を運ぶ車両や処理設備、資源化・素材化の技術やノウハウ、循環を支えるネットワーク。それら実行リソースを備えたリファインバースグループには、20年以上にわたる実績があります。

CASE/01
  • 住江織物
  • リファインバース

カーペットタイルのリサイクルでは、構成素材ごとに分離することが、再生素材に求められる品質要件です。既存技術ではこの要件を満たすことが困難であったため、当社では独自の分離技術を開発し、量産化に成功。コスト競争力のある再生素材の提供を実現しました。
しかしながらコスト競争力のある再生素材を提供するだけでは、真にサステナブルな仕組みとしては充分ではありません。なぜなら、従来の石油由来のヴァージン樹脂と再生樹脂では、カーペットを作る際の加工特性の違いがあり、既存のカーペット生産ラインで再生樹脂を加工すると生産性がダウンしてしまうからです。結果としてカーペットの製造コストが高くなってしまう、という問題を抱えていました。
そこで住江織物と協業し、当社が提供する再生素材に最も適した加工方法をゼロベースで考案。世界にも類を見ないリサイクルカーペットタイル専用の生産ラインを開発し、『ECOS』という世界最高水準の環境性能を誇るリサイクルカーペットタイルを誕生させました。

CASE/02
  • 三菱ケミカル
  • リファインバース

日本で発生している年間850万トンの廃プラスチックのうち、従来のマテリアルリサイクル手法では技術的・品質的課題から処理量が限定され、全体の1割強にしか対応できません。結果として大半の廃プラは、サーマルリサイクル/焼却処分されています。
そこで注目されているのが、「ケミカルリサイクル」という手法。カーボンニュートラルの実現に向けて、従来の焼却処分等から廃プラを資源として循環させるための新しい取組みです。
この手法により、サーマルリサイクル/焼却処分されていた廃プラのうち、一定程度の再生を行なうことが可能となるため、今後は様々な取組みが始まると予想されています。三菱ケミカルと当社は本格的なケミカルリサイクルの事業化にいち早く取り組み、2023年の事業開始に向けて着々と準備を進めているところ。廃プラを、石油に代わる資源として活用する道を開くことでサーキュラーエコノミーの推進を目指します。