CIRCULAR
ECONOMY
ECONOMY
01
サーキュラーエコノミーの実現
真のサステナビリティ
とは
サステナビリティへの誤解
企業活動においてサステナビリティという言葉は、いまや当たり前のものになりつつあります。ですがその理解や定義はまちまちです。たとえばサステナビリティを、ボランティアのような「社会には貢献するが、企業利益にはつながらないもの」「必要なコストを払って果たすべき義務」と捉える考え方も少なくありません。
しかしサステナビリティとは単に「これまで社会や環境に外部化してきたコストを、これからは企業内部で負担しましょう」といったものではありません。それでは、その企業の収益が悪化すれば、続けられなくなるからです。企業におけるサステナビリティへの取り組みと、利益追求とは、矛盾することなく両立される必要があるのです。
IMPORTANCE
サーキュラーエコノミーの重要性
サステナビリティへの取り組みと利益追求とを両立させるためには、サーキュラーエコノミーの確立がカギとなります。従来の3R(Reduce、Reuse、Recycle)型エコノミーが天然資源の使用や廃棄物の排出を“抑制する”取り組みであるのに対し、サーキュラーエコノミーは、まさに円形にモノや資源を“循環させる”経済の在り方です。
この循環型のビジネスモデルが構築できれば、企業活動とサステナビリティは矛盾することなく両立できます。
KEY POINT
実行リソースがカギ
サステナビリティやサーキュラーエコノミーを実現するにあたって、プランやスキームを組み上げることは重要です。しかし同じぐらいに重要なのは、プランを実現するための設備や技術、ネットワークなどがあるか、ということ。そうした実行リソースを備えつつ全体スキームを構築できる会社は、そう多くはありません。