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研究開発部長に訊く

リファインバースにある、2つの開発部門。そのうち研究開発部では
「使用済み製品から素材を分離・精製する技術」の研究が日々行なわれています。主力商品『リファインパウダー』誕生の礎となった産学協同研究開発に、学生時代から関わっている研究開発部長に、当部署の役割や今後の展望、求める人物像について訊きました。

PROFILE

プロフィール

明治大学大学院理工学研究科(建築学専攻)卒。大学院在学中に、明治大学と株式会社御美商(現・株式会社ジーエムエス。リファインバース子会社)との塩ビ床材再利用技術に関する産学協同研究開発プロジェクトに参加し、そのままの流れで2005年にリファインバースへ入社。製造管理や生産技術に従事した後、現在は新しい分離・精製技術の研究開発に携わっている。2017年5月より、リファインマテリアル株式会社の代表取締役も兼任。

事業開発部の役割。

廃棄処理される使用済み製品から、「素材」を取り出すための研究を行なっています。その技術的方法はさまざまにありますが、まず、私たちが業界において他に類を見ない独自技術を確立しているのは、カーペットタイルの切削加工技術です。

過去にもさまざまなところで使用済みカーペットタイルの再資源化が試みられたものの、どうしても不純物が混ざってしまい、いずれも商品化に至っていませんでした。そんな中、当社は不純物の除去に成功し、再資源化率90%という高い値でビジネスとして成立させたのです。

また、合成樹脂素材の「分離」と「粉体化」という2つの工程を、一気通貫で効率処理できるようにしたことで、低コスト化を実現。バージン製品に対しても優れた価格競争力を有しています。

ただ、私たちとしてはカーペットタイルのみにこだわっているわけではありません。既存の切削加工技術を他の使用済み製品に応用するための研究や、あるいはケミカル処理技術の研究も積極的に行なっています。基本的に、対象が天然資源でも廃棄物でも、素材を取り出すために必要な技術というのは同じですから、さまざまなアプローチ方法を積極的に試していきたいですね。

今後の展望について。

切削加工技術に関していえば、カーペットタイルの再資源化率を、現在の「90%」から「100%」に持っていく、というのが次のステップです。こちらについては、実現は時間の問題だと思います。

また、カーペット以外への技術応用についても、試行レベルではすでに成功していて、あとはそれをいかにビジネス展開できるか、ですね。廃材の仕入れルート確立や用途開発などがカギです。こちらについては事業開発部と協力して進めていきます。

今後特に注力していきたいのは、やはり、ケミカル処理などの技術開発ですね。これがうまくいけば、複合材など、より複雑な構造を持った使用済み製品もリサイクル対象となり、当社で取り扱う素材にも広がりが出ますから。

歓迎する人材とは

お話ししたとおり、現在は機械系の技術研究と、化学系の技術研究を行なっているので、いずれかの素養があれば歓迎です。ただ、研究開発部に限らず当社はベンチャー企業なので、役割を明確に区切って…というような仕事のスタイルではありません。実際、部署内でも、機械と化学それぞれに専任担当が在籍してはいるものの、互いの領域にも関わったりしています。

私自身、もともと建築学科出身で、すべて入社してから学びました。ですから、基本的には、強い好奇心と勉強する意欲があればモノにできる、というのが私の実感値です。むしろ、自分の専門外の仕事にもワクワクしながら取り組めること。まず何より重要なのは、そうしたメンタリティだと思います。

とはいえ、確かにベースとなる素養は必要です。たとえば、新卒の方なら、理学系や工学系の出身であること。中途の方なら、工作機械メーカーで技術分野に携わっていたり、化学素材系の企業で経験を積んでいたり、といった感じでしょうか。

ただ、繰り返しになってしまいますが、当社はベンチャー企業であるがゆえに、明確な役割分担や業務の線引きはありません。そうした環境を「むしろ面白い」と感じられるような人であれば、活躍の可能性は充分にあるのではないでしょうか。

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